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A型肝炎ワクチンについて 〜A型肝炎とその予防〜

海外旅行に行く人は参考にして下さい


・A型肝炎とは?

 A型肝炎は、肝炎Aウイルス(HAV)によって引き起こされる感染症で、特に食物や水の汚染により感染が広がります。症状としては、黄疸、疲労、腹痛、食欲不振、悪心などが現れることが一般的です。ほとんどの患者は完全に回復しますが、まれに重篤な合併症が発生することもあります。小児はほぼ不顕性感染ですが50歳以上では致命率が2.7%に達します。全体の致死率は0.5%未満です。


 日本での感染経路としては、魚介類が多く、海外では水、まれなものではセミドライトマトや冷凍ベリーでも感染した例があるそうです。性感染症として起こる事もあるそうです。(主に男性間性交渉者がほとんどです。)


・A型肝炎ワクチン

 A型肝炎ワクチンは、不活化ワクチンです。日本では1994年に認可されています。 


・接種の効果

 2回接種により、十分な抗体価が得られます。突如現れる異なる世代のHAVに対しても有効であるとされています。長期の予防には3回接種が必要と考えられています。 海外出張や海外旅行でワクチン接種希望の人はとりあえず2回接種(1回目接種してから2週間後に2回目接種)すればとりあえず安心出来ます。旅行する人はだいたい1か月前にワクチンを接種するのが良いですね。


・対象者

 A型肝炎流行国への旅行者や、魚介類を扱う生産者や調理従事者、HAV抗体陰性の慢性肝炎患者、男性間性交渉者、A型肝炎と接する機会が多い医療従事者等が挙げられます。


・副反応 

 副反応として、局所の痛み、発赤、全身の不快感などが報告されています。



 安全性も高いワクチンで、予防効果もあるので海外旅行に行く際にはA型肝炎流行国かチェックして接種を検討してもよいのでは思います。

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