上鶴間内科クリニック
内科・呼吸器内科
喘息検査(FeNO検査)
当院では、「息を吐くだけ」で、あなたの気道の炎症状態がわかる、FeNO検査を行なっています。
検査のご案内

※画像はAIが作成したものでありイメージです
FeNO検査とは?
吐き出した息(呼気)の中に含まれる「一酸化窒素(NO)」の濃度を測定する、とても簡単な検査です。 気管支ぜんそく(特にアレルギーが関与するもの)の患者さんの気道には、炎症によってこの一酸化窒素(NO)が多く産生されることがわかっています。そのため、呼気中のNO濃度を測ることで、気道の炎症状態を客観的な数値として把握することができます。
このような症状がある方
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8週間以上、咳が続いている
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夜間や早朝に咳や息苦しさで目が覚める
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呼吸をすると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がする
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季節の変わり目や特定の場所(ほこりっぽい所など)で症状が悪化する
この検査で何がわかるの?
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長引く咳の原因診断
「風邪は治ったはずなのに咳だけが続く」「季節の変わり目に咳が出やすい」といった症状の原因が、ぜんそくに関連する気道の炎症なのかを調べるのに役立ちます。
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気管支ぜんそくの診断補助
ぜんそくが疑われる場合に、診断の助けとなる客観的なデータを得ることができます。
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治療効果の判定
現在使用している吸入ステロイド薬などが、気道の炎症をしっかりと抑えられているかを確認できます。お薬の量を調整する際の重要な指標にもなります。
検査の流れ
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専用の機械のマウスピースをくわえます。
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画面の指示に従って、一定のペースで約10秒間、息を吐き出します。
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検査は数分で終了し、痛みは全くありません。小さなお子さん(7歳以上が目安)からご高齢の方まで、安心して受けていただけます。
看護師が隣でサポートしますので、初めての方でもご安心ください。
※検査への負担は個人差があります。
検査を受けるにあたって
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普段通りの楽な服装でお越しください。
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お食事は普通にとっていただいて構いません。
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(もし、医師から指示があれば)普段使用している吸入薬などを一時的にお休みしていただく場合があります。
長引く咳やぜんそくが疑われる患者様に対し、このFeNO検査を診断や治療方針決定のために活用しています。客観的な数値に基づいて患者様お一人おひとりの状態を正確に把握し、最適な治療をご提案することを大切にしています。
気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
詳しく知りたい方は、ブログや動画もぜひご覧ください。
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