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健診異常は、血管・心臓・腎臓からの早めのサイン
健診で「血圧が高い」「LDLコレステロールが高い」「HbA1cが高い」「eGFRが低い」「尿蛋白がある」と言われた場合、 それぞれを別々の異常として見るだけでなく、血管・心臓・腎臓への負担として総合的に考えることが大切です。
血圧
血管や心臓、腎臓に負担をかけることがあります。
HbA1c・血糖値
糖尿病や血管・腎臓への影響を確認します。
LDLコレステロール
動脈硬化リスクを考える重要な項目です。
eGFR・尿蛋白
腎機能低下や腎臓への負担を考える手がかりです。
治療の目的は、数値を下げることだけではありません
健診結果の数字を整えることは大切ですが、最終的な目的は脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下などをできるだけ防ぐことです。 そのためには、検査値の背景にある体の状態を見ながら、必要な対策を選ぶ必要があります。
最近は、心臓・腎臓・代謝の異常を別々に見るのではなく、互いに影響し合うものとして考える流れがあります。 CKM syndromeという考え方もその一つです。患者さん向けには、難しい用語よりも「血圧、脂質、血糖、腎機能をまとめて考える」ことが重要です。
生活習慣と薬は対立しません
食事、運動、睡眠、禁煙は治療の土台です。一方で、検査値の程度やリスクによっては、薬を使うことで血管・心臓・腎臓を守ることが期待できます。 「薬を飲むか、生活習慣を直すか」という二択ではなく、今の状態に合った組み合わせを考えます。
受診時にあると役立つもの
健診結果、過去の検査結果、お薬手帳、家庭血圧の記録、喫煙歴や症状のメモをお持ちください。
検査値だけでは見えにくい状態を、エコーで確認することがあります
血液検査や尿検査は、体の状態を知るうえで重要です。一方で、血管・心臓・腹部臓器にどのような変化が起きているかまでは、 検査値だけでは分かりにくいことがあります。
エコー検査は、症状や健診結果、診察所見に応じて、血管・心臓・腹部臓器・下肢の血流などを確認する助けになります。 ただし、すべての方に必要な検査ではなく、必要性は診察で判断します。

頸動脈エコーについて
頸動脈エコーは、首の血管の壁の厚さ、 プラーク、血流の状態を確認する検査です。 高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙歴、脳梗塞・心筋梗塞の家族歴などがある方では、 動脈硬化の状態を考える材料になることがあります。一方で、症状やリスクが乏しい方に一律に毎年行う検査ではありません。
肺の状態も、血管や心臓と関係します
喫煙、COPD、睡眠時無呼吸、息切れは、血圧や心臓への負担と関係することがあります。 健診異常がある方で、長引く咳、息切れ、むくみ、動悸がある場合は、検査値だけでなく肺と心臓の状態も確認します。
当院では、内科・呼吸器内科の視点から、血液・尿検査、心電図、胸部レントゲン、肺機能検査、必要に応じたエコー検査などを組み合わせて評価します。
☑︎ 長引く咳、痰、喘息がある
☑︎ 階段や坂道で息切れしやすい
☑︎ 喫煙歴があり、健診で異常を指摘された
☑︎ いびき、日中の眠気、血圧高値が気になる
健診異常を指摘された方は、結果をお持ちください
健診で血圧、LDLコレステロール、血糖値、HbA1c、eGFR、尿蛋白などを指摘された方は、 健診結果をお持ちのうえご相談ください。再検査、経過観察、治療開始、追加検査の必要性を診察で判断します。
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