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インフルエンザワクチン、注射と「鼻スプレー(フルミスト)」どっちがいいの?違いを解説

今年は例年より早く、インフルエンザが流行しています。

まだワクチン接種をしていない方は早めに検討しましょう!


「毎年注射で大泣きしてしまう…」というお子様やご家族に朗報です。

実は、インフルエンザワクチンには、従来の「注射」タイプと、鼻にシュッと吹きかける「点鼻(スプレー)」タイプの2種類があることをご存知ですか?

「どっちを選べばいいの?」「うちはスプレーできる?」

そんな疑問にお答えするために、それぞれの特徴や違いを分かりやすくまとめました。


💉 注射ワクチンと点鼻ワクチン(フルミスト)の比較


まずは、2つの違いを一覧表で見てみましょう。

項目

注射ワクチン(従来型)

点鼻ワクチン(フルミスト)

タイプ

不活化ワクチン

経鼻弱毒生ワクチン

接種方法

皮下注射(腕などに針を刺す)

鼻の中にスプレーを吹きかける

対象年齢

生後6ヶ月以上の方

2歳 〜 18歳の方

接種回数

13歳未満:2回


13歳以上:1回

1回


1. 従来の「注射ワクチン」の特徴


長年使われている一般的なワクチンです。生後6ヶ月の赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年代の方が接種できます。

  • 対象: 生後6ヶ月以上〜大人まで全年齢

  • 回数:

    • 生後6ヶ月〜13歳未満:2回接種が必要です。

    • 13歳以上:1回接種でOKです。


2. 鼻スプレー型「フルミスト」の特徴


「注射がどうしても怖い!」「2回も打ちに行くのが大変」というお子様・若年層(2歳〜18歳)向けの新しい選択肢です。

  • 対象: 2歳 〜 18歳の方

  • 回数: 1回だけで完了します。

  • メリット: 針を刺さないので痛みがありません。鼻の粘膜に直接免疫をつける効果が期待できます。


⚠️ 注意点:フルミスト(点鼻)ができない方


「痛くないならフルミストがいい!」と思われるかもしれませんが、以下に当てはまる方はフルミストを接種できません(または注意が必要です)。

  • 喘息(ぜんそく)のある方

  • 免疫機能が低下している方

  • 妊娠中の方

  • ゼラチンや卵などのアレルギーがある方(※医師にご相談ください)

  • 年齢が2歳未満、または19歳以上の方

※どちらのワクチンも、他のワクチンとの同時接種は可能です。


上鶴間内科クリニックなら「どちらも予約不要」です!


当院では、従来の「注射」も、鼻スプレーの「フルミスト」も、どちらも取り扱っております。

そして最大の特徴は、どちらも【予約不要】 で接種可能なことです!

「今日時間が空いたから行こうかな」「子供の体調が良い今のうちに」など、ご都合の良いタイミングで直接ご来院ください。

注射が苦手なお子様には、フルミストという選択肢もご検討ください。

年齢や体調など、どちらが良いか迷われた際はお気軽に医師へご相談ください。


📍 アクセス

上鶴間内科クリニック

神奈川県相模原市南区上鶴間本町9-2-15


動画でもわかりやすく解説しています👀


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