top of page

「揚げ物」を我慢する前に。中性脂肪を下げるための医学的に正しい優先順位

健康診断で「中性脂肪が高め」と言われると、多くの人は揚げ物を我慢しようとします。


ですが、本当に先に減らしたいのは「脂肪」ではなく「糖」とお酒です。



肝臓は、余った糖を材料に中性脂肪を作る「工場」です。


この新しく脂肪を作る働きをDNLと呼びます。


De novo lipogenesisの略です。


清涼飲料やお菓子が多いほど、この工場はフル稼働します。


お酒は中性脂肪を作るスイッチを入れ、血液からの片づけも遅らせます。



まず見直したいのは次の3つです。


・甘い飲み物を水・お茶・無糖コーヒーに替える


・間食の量と回数を減らす


・晩酌を減らすか、休肝日をつくる



肉の脂のとりすぎはLDLコレステロールを上げます。


一方、青魚の油(EPA/DHA)は中性脂肪を下げる方向に働きます。


週に数回は魚を選びましょう。



中性脂肪150〜499mg/dLなら、こうした工夫だけで改善することもあります。


500mg/dL以上や糖尿病がある場合は、自己判断せず主治医に相談してください。


まずは「揚げ物を我慢する」より「甘い飲み物とお酒を減らす」を優先してみませんか。

 
 
 

最新記事

すべて表示
「熱は下げない方がいい」は、半分しか合っていない

風邪をひいて熱が出る。 すると、必ずと言っていいほどこの言葉が出てきます。 「熱は免疫反応だから、下げない方がいい」 「解熱薬を飲むと、治りが遅れる」 体温計の数字を見ながら、薬の箱を握りしめて迷う。 飲んでいいのか、我慢すべきなのか。 結論から書きます。 つらくないなら、無理に下げなくていい。 つらいなら、飲んでいい。 体温の数字ではなく、本人のつらさで決めてください。 「熱を下げると風邪が長引

 
 
 
【緊急解説】ハンタウイルスがクルーズ船で集団発生――本当に注目すべきは「船内でどう広がったのか」

猛虎弁で超要約 今回の話、要するにこうや。 ハンタウイルスって、普通はネズミ由来の病気なんや。 ネズミの尿とか糞とか唾液が乾いてホコリになって、それを吸い込む。これが王道ルートや。ネズミを触ったとか噛まれたとかより、「ネズミの糞尿ホコリを吸った」が一番イメージに近い。 せやから普通は、 「船で何人も出ました」 「え、船内にネズミおったんか?」 「倉庫とか食料庫とか荷物とか上陸装備が汚染されとったん

 
 
 
太る自由心理・経済・時間・食の4つの自由から読み解く肥満

私の今度のAmazonKindleで出版予定の本の前書きなります。 前書き 「太ったのは自分のせいでしょう」——この言葉が、そのまま通用する時代ではなくなった。 肥満は長いあいだ、食べすぎた人の自己責任として片づけられてきた。けれど、その理解はもう古い。 WHOはいま、肥満を、遺伝、神経生物学、食行動、健康的な食事へのアクセス、市場の力、そして環境が複雑に絡み合って生じる、慢性・再発性の疾患として

 
 
 

コメント


bottom of page