日焼け止めを塗るあなたへ。実は足りていない「ビタミンD」と1,000IU補充のすすめ
- たくや いわさき
- 2025年5月16日
- 読了時間: 3分
美容と健康、どちらも守りたい人へ
春夏問わず、紫外線対策として日焼け止めを塗るのはもはや常識。「シミを増やしたくない」「光老化を防ぎたい」と思うのは自然なことです。
でも、その“習慣”が、ある大切な栄養素の不足を招いているとしたら――それが「ビタミンD」です。
ビタミンDは“日光”でつくられるビタミン
ビタミンDは、紫外線B波(UV-B)を皮膚が浴びることで、体内で合成されます。これは他のビタミンとは違う、ちょっとユニークな特徴です。
ところが、日焼け止めを塗ると、UV-Bがほぼ遮断されてしまう。SPF15以上で90%以上の遮断率と言われています。
つまり、「毎日日焼け止めを使う」=「ビタミンDを体で作れなくなる」ということ。これは、美容を守る代わりに、“体の中の健康”を少しずつ削ってしまうかもしれない習慣です。
実は日本人の大半が「ビタミンD不足」
厚生労働省が定める基準では、血中ビタミンD(25(OH)D)濃度が…
30 ng/mL以上:充足
20~30 ng/mL:不足
20 ng/mL未満:欠乏
とされています。
ところが、東京都内で健診を受けた5,000人以上の調査では、98%以上が「不足または欠乏」。特に、若い女性や日焼け止めを日常的に使う人で、極端な欠乏が見られました。
食生活も影響しています。ビタミンDが豊富な食材(魚や卵など)を毎日しっかり摂れている人は少なく、**平均摂取量は約6.9µg/日(=276IU)**と、目安量8.5µgにも届いていないのが現状です。
骨・筋肉・免疫、すべてに関わる栄養素
ビタミンDが不足すると、まず影響を受けるのは骨です。カルシウムの吸収がうまくいかず、骨密度の低下や骨折リスクが高まります。
また、筋肉の収縮や筋力低下にも関与しており、特に高齢者では転倒リスクやサルコペニア予防の観点からも重要です。
さらに、注目されているのが免疫機能への関与。風邪やインフルエンザ、上気道炎などの呼吸器感染症を少し予防できる可能性があることが、大規模な研究で示唆されています。
ビタミンDサプリは「1,000 IU」がちょうどいい
では、どれくらい補えばいいのでしょうか?
答えは、1日1,000 IU(=25µg)。
これは…
日本の耐容上限量(UL):4,000 IU(100 µg)/日
一般的な補充量として安全かつ効果的
風邪予防効果が見られた研究の「中等量レンジ」に相当
実際、1,000 IUで血中濃度を「充足域」に持っていける可能性が高いです。
風邪をひきやすい人、骨が気になる人、筋力が落ちた気がする人――そして何より、日焼け止めを毎日使っている人にはぴったりの量です。
日焼け止め+ビタミンD補充は、現代人の新スタンダード
美容のために日焼け止めを使うのは、素晴らしいことです。でもそれと同時に、体の内側の栄養状態にも目を向ける時代。
肌を守りながら、ビタミンDで骨と筋肉と免疫を守る。そんなバランスの取れた健康習慣を、今日から始めてみませんか?
今日のまとめ
日焼け止めはビタミンDの合成を妨げる
日本人はほとんどがビタミンD不足
骨・筋肉・免疫のために補充は有効
1日1,000 IU(25µg)のサプリは安全で妥当
特に日焼け止めユーザーにはおすすめ




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